生きてるだけで…

不登校になって

｢僕なんて、いなくていいんだ｣

という長男に

生きてるだけでいいんだよ

と

なかなか言うことが出来ませんでした。

なぜなら

本当は私自身が親に言ってもらいたかった

言葉だから…

私は

期待された子どもでした。

でも…

親の期待通りにはいかず

叱られ、ため息をつかれ

｢なんでお前は出来ないんだろうね｣

そう言われてきました。

出来ない

自分自身を攻めつづけていました。

そして

ダメな自分を

親のせいにして生きてきました。

生きてるだけでいいんだよ

あなたはあなたのままで

それでいいんだよ

両親に言ってもらいたかった。

そんな思いがあって

この言葉を言うのにとても

勇気がいりました。

聞こえない位の小さな声で泣きながら、

その言葉を長男に言い続けました。

長男に言っているはずの言葉は

自分にもはねかえり

私自身も気持ちがほどけていくのを

感じました。

長男のおかげで

私自身も楽になっていったのです。

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